2020年6月に日産からコンパクトSUVのキックスがデビューしました。
日産のSUVラインナップはキックスとエクストレイルしかないため、少なからず乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか?
結論から言ってしまいますと、エクストレイルを乗っている方の大半は4WDを求めていたり、防水シートがあったり、アウトドア仕様になっていることが購入のポイントだと思いますが、キックスは完全シティ派SUVなので買い替えの需要はなさそうです。
エクストレイルを2WDで乗っていて殆ど街中でしか運転しないユーザーには買い替えはアリだと思います!
街中の走行性能や取り回しやすさはキックスの方が上です。
燃費もいいし、後部座席やトランクもそれなりに広いのでファミリーカーとしても期待できそう。
エクストレイル

現行型のエクストレイルは2013年にデビューして、すでに約6年が経っているモデル末期です。
外装が大きく変わるマイナーチェンジや安全装備の標準化等を経て現在に至ります。
既に北米で日本ではエクストレイルで販売すると予想される「ローグ」が公開となりました。
日本には2021年に販売が予想されています。
モデル末期だからこそオプションの標準化も進んでおり、最新の装備にこだわらなければ値段もサイズからするとお得なのでまだまだ勝負できそう。
キックス

しばらく日本の日産にはコンパクトSUVがありませんでしたが、2020年6月についに販売されました。
ジュークがランナップから消えた後にコンパクトSUVを求める人たちは他に流れてしまった事が予想されるだけに起死回生の一打になることが期待されています。
・・・の割にはパワートレインはe-powerのみ。
安価なSUVを求める方は本体価格276万はちと高い感じがします。
ちなみに海外では先行して2016年に販売されています。
更に日本生産ではなく、タイ工場での生産になるので輸入車みたいな扱い。
2016年に日本でも販売されていれば恐らくe-powerモデルのみでなくガソリンモデルも出せただけに、後出し感がハンパない。
外装
日産キックスのサイズは
全長 4290mm
全幅 1790mm
全高 1610mm
全高制限のある立体駐車場には収まらないサイズです。
全幅は1800mm以内に抑えてあるので運転はしやすいですね。
狭い駐車場でも場所を確保できそうです。
エクストレイルのサイズは
全長 4690mm
全幅 1820mm
全高 1740mm
全体的に一回り大きいサイズとなりますが、全幅は最近のこのクラスでは1850mmを超えることすら当たり前になってきたので見た目の割にはコンパクトですよ。
キックスとエクストレイルの外観を見比べてみると、エクストレイルをぎゅっと押し込んでコンパクトにした感じに見えます。
個人的にはキリっとしたヘッドライトが好きで、日産特有のVモーションも最近はカッコいいですね!
微妙にアウディQ2にも似ています。
この価格帯ですから当然のLEDヘッドランプを標準搭載。
その他標準装備をまとめると
・ プライバシーガラス
・ ハイビームアシスト
・ オートハイビーム
・ LEDフォグランプ
・ サイドミラー自動収納
最低限の装備は標準化されています。
オートハイビームはオンとオフが自動で切り替わるタイプ。
ほとんど現行エクストレイルと装備は変わりませんね。
ただエクストレイルはプロパイロットが標準搭載されているモデルを選ばないとオートハイビーム等の安全装備が付帯してきません。
フォグランプもハロゲンで、LEDフォグは完全なオプション装備となります。
足回りは17インチアルミホイールを標準搭載。
デザインも中々良い感じです。
内装
内装はボタンの配置がシンプルで、デザインも最近の他車モデルに負けない位キレイにまとまっています。
シフトノブも他のe-powerモデルと同じで丸いボタンみたい感じでくると思いましたが、小ぶりでカッコいいシフトノブを採用しており、とても良い印象です。
あの丸いシフトノブはダサい!そして操作しづらい!

上がノート、下がキックスのシフトノブ。

シート色は単色基調と上位グレードのツートーンモデルが選べます。
上位グレードのツートーンのシートカラーはオレンジの一色しか用意されていないので、ここは評価か分かれそうですね。
もう少しカラーバリエーションがあった方が万人受けする。


内装の標準装備は
・ 本革巻きステアリング
・ プッシュスターター
・ 電動パーキングブレーキ/オートブレーキホールド
・ USB電源 前席、後席に1個
・ オートエアコン
シートヒーターとステアリングヒーターは上位グレードのみ標準装備。
シートの高さが変えられるので身長が高くても、低くても調整できます。
最近流行しているディスプレイオーディオは付帯していません。
全体的な内装の質感も安っぽい感じではなく、ステアリングも本革巻きで価格に見合った装備となっております。
対してエクストレイルはマイナーチェンジこそ年々しているものの内装に大きな変更点は2013年に販売されてからはなく、シンプルで使いやすさはありますが古臭い感じはあります。
走行性能
e-powerはエンジンを発電用に使い、モーターだけの力で走るので、走行性能は電気自動車とほぼ同じです。
なので電気自動車特有の加速とレスポンスが体験できます。
ノートe-powerとリーフをそれぞれ代車で乗ったことがありますが、あの加速はエクストレイルとは比べ物になりません。
また、標準で安全装備が充実しております。
・ 前車追従クルーズコントロール(プロパイロット)
・ 緊急自動ブレーキ
・ 車線逸脱防止支援システム
・ 踏み間違え衝突防止アシスト
・ フロント、バックソナー
・ SOSコール
しかしアラウンドビューモニター&デジタルミラーはオプション装備となります。
ちなみにバックモニターもオプション。
ソナーが付いてるからせめて標準にしてくれ!

まとめ
キックスは安全装備が標準化されており、値段は一見すると高いもののこれだけ装備がついていれば納得できる内容になっていました。
ただ値段がお求めやすい中間グレードがなく、今販売しているエクストレイルの4WDモデルとほぼ同等の値段になりますし、走行性能も全然違うものになるので買い替え需要はほぼないでしょう。
4WDのアウトドア仕様のSUVを求めている人は素直に1年程待って新型エクストレイルに期待しましょう。
早く新型出さないとフォレスターやRAV4に浮気してしまうぞ、日産。
お金に余裕のある人なら5月15日に発表された完全電気自動車「アリア」も魅力的です!
また、今現在エクストレイルHVや2WDに乗っている人はサイズダウンはしますが、キックスはおススメです。
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